となりのトトロ'88
My Neighbor TOTORO
このへんな生きものは、まだ日本にいるのです。多分。
1960年代前半、サツキとメイはお母さんの静養のため、田舎に引っ越してきました。
ついた家は、まるでお化け屋敷。しかしこの家には何か住んでいました。
真っ黒な不思議な生き物です・・・
真っ黒な生き物はススワタリと呼ばれるもので、メイ達の寝てる間に引っ越していきました。
そしてある日、庭で探検をしていたメイは小さなお化け、トトロを見つけたのです・・・
製作 | 徳間書店 |
原作・脚本・監督 | 宮崎駿 |
プロデューサー | 高畑勲 |
音楽 | 久石譲 |
作画 | 佐藤好春 |
美術 | 男鹿和男 |
色指定 | 保田道世 |
オープニングテーマ | 「さんぽ」(歌 井上あずみ) |
エンディングテーマ | 「となりのトトロ」(歌 井上あずみ) |
キャスト | |
サツキ (日高のり子) |
小学生の元気な女の子。おかあさんの代わりに家のめんどうをみている。 責任感が強い反面、メイに厳しいところもあるが、根は正直で優しい子。 みっちゃんと仲がいい。 |
メイ (坂本千夏) |
好奇心いっぱいの女の子。がんこなところもある。 素直な性格なので、トトロを見ることができる。 強がりだが、寂しがりやな面も。 |
とうさん (糸井重里) |
草壁という苗字で、考古学者。お化け屋敷に住むのが夢だった。 家族思いの、いいおとうさん。おかあさんのために引っ越してきた。 |
かあさん (島本須美) |
病気のため、七国山病院に入院中。美人のおかあさん。 サツキのあこがれ的存在でもある。 |
ばあちゃん (北林谷栄) |
サツキ達の隣りに住んでいるおばあちゃん。 サツキやメイの世話役でもある。カンタのおばあちゃん。 |
トトロ (高木均) |
人間よりずっと昔からすんでいるお化け。メイがトトロと名づけた。 トロルが語源か?不思議な力をたくさん持っている。 |
カンタ (雨笠利幸) |
サツキの隣りに住む男の子。実はサツキのことが好き。 いたずらっ子で、よく怒られているが何だかんだいっても優しい男の子。 |
ネコバス | 木もよけて走る、不思議な猫のバス。すごいスピードでどんな場所にもいける。 |
ススワタリ | 古い家に住み、家中をススやホコリだらけにしてしまう。 |
コピー | このへんな生きものは、まだ日本にいるのです。多分。 |
制作期間 上映時間 作画枚数 使用色数 |
'87.4.1.〜'88.4.1 86分20秒14コマ 48,743枚 308色 |
配給 公開 |
東映 1986.8.2. |
配給収入 | 5.88億円 |
トトロの森にはモデル地がある!? |
「となりのトトロ」の舞台のモデルとなったのは埼玉県の狭山湖近くの丘陵地帯だと言われています。 あの、トトロが潜んでいる山の名前は「七国山」ですが(七国山病院ってありましたよね) 実在の地名は「八国山」といいます。 新興住宅街の横に位置しておりますが、そこだけぽっかりと森がひろがっています。 武蔵野の面影残す雑木林で、今は「トトロの森」として保護もされています。 トトロの森1号地、2号地と名づけられているので、いけば分かるはずです。 そんなトトロの森ですがゴミ問題などがあり、地域の方の保護運動によって守られています。 自然を大切にする気持ちを大事にしたいものです。 『となりのトトロ』は、「所沢のオバケ」という仮題で構想が練られたというエピソードがあり、 所沢市も舞台となっています。 また、トトロの語源は「トロル」という、北欧の妖精からとったものとも、 「ところざわ」という言葉を小さな子がうまく言えず、「とろろざわ」となったから、 とも言われていますが真相は分かりません。 |