火垂るの墓’88
Grave of the Firefiles
4歳と14歳で、生きようと思った。
昭和20年9月21日、一人の少年が駅の雑踏の中で死んだ。
少年の名前は清太、持っていたのはドロップの缶ただ一つだった。
物語は3ヶ月前に遡る。
軍人の父の帰りを待ち、清太は病気の母と妹の節子と3人で暮らしていた。
そして、太平洋戦争の最中、爆撃により母を失う。
清太は母の死を節子に言えないまま、二人は、西宮の小母の下をおとずれる。
しかし、食糧事情の乏しい当時、二人が食べられるものは水っぽい雑炊の上澄みだけ。
ついに清太は町外れの防空壕で節子と二人だけで生きていく決心をする・・・
「なんで螢すぐ死んでしまうん」
製作 | 新潮社 |
原作・脚本・監督 | 野坂昭如/高畑 勲 |
プロデューサー | 原 徹 |
音楽 | 間宮芳生 |
作画監督 | 近藤喜文 |
美術 | 山本二三 |
色指定 | 保田道世 |
挿入歌 | 「はにゅうの宿」(歌 アメリータ・ガリ=クルチ) |
キャスト | |
清太 (辰巳努) |
14歳の少年。妹思いで、とても優しい少年。 責任感があり、積極的な少年である。 |
節子 (白石綾乃) |
4歳の少女。お兄ちゃんのことが大好き。 まだ、子どもではあるが4歳なりに考えている。 ドロップが好物。 |
コピー | 4歳と14歳で、生きようと思った。 |
制作期間 上映時間 作画枚数 使用色数 |
'87.2.1〜'88.4.11 88分26秒19コマ 54,660枚 304色 |
配給 公開 |
東宝 1988.4.16 |
配給収入 | 5.88億円 |